裏八祐ブログ

閲覧注意。ブラックです。

人間は子供を儲けて初めて人生の意味を知る?

ネットを巡回してて、
「人間は子供を儲けて初めて人生の意味を知る」
という言葉に引っかかった。

妻を亡くして4年が経ち、ようやく、幼い子を連れた若夫婦を見ても心を乱されなくなったが、この手の発言にはまだ耐性が出来ていないみたいだ。

幸せな人が幸せを自慢するのは、どうぞ遠慮なくやってくれ。
だけど、その幸せを掴めなかった者を見下して自分を正当化しようとするなら噛みつくよ。池に落ちた時にはおもいっきり棒で叩いてやるから覚悟しておけ。


私がこの手の言葉に引っかかった理由の深層には、日本ではそう思ってる人の方が多数ということだ。少数があほな発言をしても恐くない。けれど、それが多数になると恐怖だ。


私は、妻を看取って、人生の意味を知ったよ。
子宝に恵まれなくても人生の意味は知れたよ。


(2015 5/21追記)
女優の小雪さんが「親になって初めて人間にさせていただいている」と発言して炎上している。彼女は主語が「自分」なので私は別に気にならない。
私が懸念するのは、主語が「人間は」という奴のこと。まさに表題の発言をする奴のことで、そしてそれが多数になることを恐れている。

小雪さんの発言がバッシングされるということは、私の主張の方が多数という証なのかも。ちょっとホッとした。


(2015 6/14 追記)
中尾ミエ氏がとある番組で、
「人間として1番大事な“子孫繁栄”も果たしてるわけだから」
という発言をしたそうで。またしても主語がでかい。

これらの発言にいちいち反応するのもいいかげんウザいが、近い将来、そんなことを言う輩の方がマイノリティになると、私は確信している。それまでは大人しく耐え忍ぶのがよろしい。