裏八祐ブログ

閲覧注意。ブラックです。

時代は変わる、ってか。

とある花形水泳選手の12年目の告白みたいな番組を見ちゃって、自分の中にある忘れかけてたトラウマ的なものが呼び起こされてしまった。眼球動かせば解消されるのかな?(昨日のテレビでやってたEMDRってやつ)

とりあえず、ブログを書いてみる。多少はスッキリするかもという期待を込めて。

 

とにかく、彼女は汚い大人の世界に潰されてしまったんだよね。倍返しは…どうだろう、できたのかな?いや、できていないだろう。彼女のおかげで改革されたものも大きいし、今日の競泳メダルラッシュの礎を築いた立役者なのは間違いないが、本人的にはこの先もずっと燻ぶり続けたままなんだと思う。だって、いくら「今の日本競泳陣の活躍があるのはあなたのおかげです」って言われたところで、自分には「証(=メダリストの称号)」は無いんだからね。今だ悔しさを滲ませているその表情、いや、時間が経った今だからこそ余計に悔しさが込み上げてくるんだろう。それに、たとえシドニーに選ばれてメダルが取れなかったとしても、精一杯に泳いで結果を残せなかったのと、泳がせてすらもらえずとでは、トラウマの残り方が全然違うと思う。

 

彼女が政治に巻き込まれた被害者ならば、そのことによって得をした人物もいたわけで、彼女のことを真っ先に批判した(マスコミにしゃべった)人物はおいしいところをかっさらって行き、しまいには自分の所属クラブから金メダリストまで輩出されちゃった。反対に、この事件以降、政治力を失った関西出身の水泳界のドンは、のちに身内からクーデターを起こされて失脚したらしく、その後の消息は分かっていない。(てか、私が知らないだけで関係者各位はみんな知ってると思う。誰かネットに書け。)

金メダリストは出すわ、老害のじじいを引退に追い込むわと、当然にその人物は出世して更に政治力をつけたものと思われる(叙勲もされた)。おそらく、2020年の東京オリンピック前あたりで、満を持して水泳連盟の会長にでもなるんじゃないかね。…と、書いたところでwikiを見たら会長がバサロ氏になってる!?ど、どういうことだってばよ…

ってことは、これはもしかして「院政」ってやつですか?!果たしてこれが良いことなのかどうか、判断に困る。じじいどもの傀儡とならぬことを願うばかりだ(今年の6月に就任されてたみたいだから、五輪招致がらみでの大抜擢ということかな)。

この手のネタは妻が生きていればもっとしっかりした情報が入るんだが(彼女は水泳界では知る人ぞ知る人物だったので)、でも、彼女が生きてたら私はブログを書いてないわけで。(ブログをやってたとしても、こういった話は書いてない。もっとあたりさわりないマイルドなことしか書かない。てか、ブログじゃなくてフェイスブックの方をしているかな。)

まあとにかく、これからは男のつまらん嫉妬や足の引っ張り合いなく、選手がのびのびと活躍できる環境づくりをしてくださいな。

 

今日の収穫はバサロ氏が水連の会長になってておもくそびっくらこいたってことだな。おかげでモヤモヤふっとんだよ。ほんとは自分自身もかつて経験した半沢直樹的な反骨というかトラウマというかそういうのを絡めて何か書こうと思ってたんだが(私の場合は水連とじゃなくてもっと小さなところでだが)、バサロ氏が水連会長というこれまでの通例ではありえない事実は、時代があまりに前に進み過ぎちゃってて、もう過去のことなんかどうでもよくなっちゃた(まあ一時的だろうけど。トラウマはそう簡単には消えないからね)。

 

ああ、時代は変わるんだなと、しみじみ。