裏八祐ブログ

閲覧注意。ブラックです。

世界征服

前々回から書いてる生産性の概念うんたらかんたらの話の続き。今日でまとめたい。

あれから更にいくつかのブログを拝見した。大きくうなづくもの、チッだからそうじゃなくて…となるもの、さまざまありました。

その中で先ずなるほどと思ったのが「同調圧力」というキーワード。

先ずはこちらのブログをみて「そうそう私も同じような経験した」とポンポン膝を叩いておりましたが、ブコメでは受け入れられていませんでした。まあそういう空気になるのも分かります。日本社会ではこういう人がアウェーなのは身をもって体験してきたので。

そして、同調圧力というキーワードからこちらのブログを読む。その中で、

面白い法則がありまして、ノーベル賞受賞者のダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが唱えている「プロスペクト理論」によれば「自分だけが小さな損をするよりも、他の人と同じ失敗をして大きな損をする方がずっとマシだ」と考えてしまう心理があるそうです。

なるほど。納得すぎる。

私が公務員だった時にこんなことを言われました。「お前ががんばると俺らがサボってるように思われる」って。こういう同調圧力って、日本中に溢れてるんだろうなって思います。腐った組織の中でイノベーションなんて絶対にできない、が私の結論です。自分が偉くなれば多少は実現できるかもですが、そんな組織で出世を狙うこと自体が大きな誤りですので、とっとと退職することが正解です。

ただ、日本という枠組みの中では、どこも多かれ少なかれ一緒なんですよね。「出る杭は打たれる」という国だから。なので、突き詰めていくと結局は日本を出て勝負する、となってしまいます。(で、海外で成功して凱旋帰国するパターン)

 

日本って、人多すぎなんですよね。だから「俺がやらなくても誰かがやってくれる」という依存が強すぎる。ちきりんさんが言う「リーダーシップ」の概念が欠落している。

ちきりんさんが述べた「生産性の概念の欠如」という言葉の中には、こういった話や竹内健さんとの対談などがベースとなって発せられている。だから私は腑に落ちた。社畜だのブラック企業だのといった話にすり替えてる人らがいるが、そんなのは枝葉なんだってば。

 

はたらき過ぎないようにすることは簡単だって。法律で禁止すればいいんだよ。実際にアメリカは、ピッチャーの球数制限や大学スポーツの練習時間規制などあらゆるところで制限をかけているからね。労働時間については知らないけれど、きっとオーバーワークさせないよう規制がかけられているはず。てか、そうなる前に自らバカンスをとってるのかもしれないが。

アメリカって自由のイメージがあるけれど、ルールでがんじがらめだからね。自分の庭にたんぽぽが一本生えただけで「すぐに抜け!さもなくば罰金」って言われるんだからね*1

こちらのブログで、アメリカでは生産性を上げるのにコーヒーメーカーの位置まで研究しているという話があるが、真偽はさておき、そういう国と闘うには今のままではダメでしょ!っていうのがちきりんさんの本心だと思いますよ。

 

TPPにて日本に「外国」が入ってくるのは、あるいみ必然なのかもしれない。

日本人は「猿真似」が得意だといわれてる。これをポジティブに捉えると、海外の文化を吸収して独自の文化に生まれ変わらせるのが上手ということだろう。これは日本という国自体の文化が長く続いているから成せる技である。

日本人がアメリカ式の「仕組み・効率化」を共有したら、アメリカに食われてしまうのでなくて、逆に食うよ。日本の逆襲、はじまっちゃうよ。

自分たちじゃ気がついていないが、日本人ってそうとうスペック高いらしいからね。クレイジーらしいよ。

だからさ、生産性の概念うんたらは自分たちだけじゃどうせできない(やらない)んだからさ、とっととTPPに参戦して兵隊を送り出したり迎え撃ったりすればいいんだよ。

今こそ倍返しの時は来た!日本人同士で足を引っ張り合ってる場合じゃねえ!どんどんマーケットを広げて世界征服を目指しましょう!

*1:若干話を盛ってます。てへぺろ