裏八祐ブログ

閲覧注意。ブラックです。

小さな棘

今、アブダビに祐気旅行中なんだが、出発直前にとある小さなトラブルの棘が解決せずにずっとひっかかっていてムカつく。こちらから電話して無理矢理にその棘をひっこ抜く手も考えたが、それよりも帰国してからその件を処理したほうがきれいに棘が抜けると予測できるので、今はこうしてもんもんとその棘の痛みと格闘している。で、その対処療法の1つとして、こうして裏ブログに記すこととした。こちらには一ヶ月ぶりに書くなあ。嫌なこと、腹に据えかねることが月1ペースに落ち着いたということかな?

 

妻を亡くしたことと比べたら、まったくもってたいしたことない、とるに足らないこと。

でも、この旅行中に何度もそのことを思ってムカつくほどには影響している。旅の邪魔をしている。無理矢理にでも棘をひっこ抜こうかどうか迷っている。イライラしすぎて棘の刺さった指ごと切り落としてしまおうかとも考えてしまう。

妻を亡くしたという致命的な傷の痛みよりも、小さな棘の痛みの方が今は勝っている。そういえば実際の鎮痛剤も、大きな痛みには効いても小さな痛みには効かないことがあるからね。心の痛みやストレスも、時に小さなほうが煩わしいことってあるんだな。大きなことには耐えられても、小さなことには耐えがたい、そんなことってあるんだな。

「そんなくらいのことで」と軽視してはいけないのかも。でも、そんなくらいのことでと自分に言い聞かせた方が痛みが軽減するのも事実。

 

「忘れる」「あきらめる」「先送り」*1

これが正解なのだろう。

この先きっと、小さな棘にいくつも煩わされながら生きねばならぬと思われる。すぐに抜けずしばらく放置せざるを得ないこともたくさんあるだろう。ならばそのたびにこんなにイライラするのは建設的ではない。

図らずも持参した本の1つに『自律神経を整える「あきらめる」健康法/小林弘幸著』というのがある。あきらめることは「明らめる」ことでむしろ良いことなのだというのは、私も知っている。がしかし、頭では理解していてもそれがなかなかに難しいことも知っている。

今回の旅は、この「明らめる」ことの実践をさせられているのかもしれない。

 

過去の執着と未来の杞憂が棘となって引っかかって「今」を楽しめずに邪魔をする。

そのことに対する訓練が今回の旅のテーマなのか。そうなんだ。

今考えても仕方ないことは忘れる、明らめる。

今をいかに楽しむか。

その訓練をさせられているんだな。

 

よし、このモヤモヤを晴らしに、世界一速いジェットコースターにでも乗ってくるかな。

うう、怖いよー。

 

 

*1:「忙しくする」という方法もあるね。