裏八祐ブログ

閲覧注意。ブラックです。

母、靴を売ってもらえず。

いわゆるプリティウーマンでのロデオドライブの買い物シーンや、オプラウィンフリーのスイスでの事件のごとく、それと同じような目に母が遭った。某島の某ブランドショップにて。
「スペイン人は大きいからあなたのサイズは無いわ。中国だったら小さいサイズがあるから中国のお店で買えば」というようなことを言われました。なんで中国で買うの?と最初は???でしたが、ああ、そういうことね。
ちなみに、母が履けそうな小さいサイズの靴はショーケースに展示してありましたので、試着すらさせてもらえず、ということです。

今回の買い物の本命は靴でなく財布なので、靴のことはとりあえずスルーして、金運のあがる財布をさがしに店内を散策。私が横から口を出して、あーだこーだ会話しながら。それを聞いていたその店員さん、おもむろに「アーユーフロム?」と。こちらは満面の笑みで「ジャパン」と答えると、突然に態度が豹変した。そしてなんだか必死に謝りだした。

それまでは自分たちが差別的なあつかいをうけてる気は、薄々は感じていてもあえてスルーしていたが、突然の態度の変わりように、かえって火に油を注いだよね。
で、こちらもその場ではニコニコと「ノープロブレム」って言ったよね。でもね、日本人ってその場では笑っていても後からクレームを言うんですねえ。こんな極上のネタ、黙ってるわけないじゃん!

ま、どこの島のどのショップかは、明記せずにしておきますよ。今は。


店員の差別的態度はさておき、ここの財布は私も妻も使っていたもので、金運的にもかなりおすすめの色やデザインがあるので、ご購入と相成りました。
で、お会計ですが、タックスリファウンドしてもらうのにパスポートを提示するんだが、母、パスポートを忘れてきやがった。再三パスポートを持ってくるよう言っておいたのに。
俺が買うしかないじゃん。
どういうわけだかプレゼントすることになってしまった。

ま、財布だけでよかった。そして店員さん、差別的な態度をしてくれてありがとう。母は靴の他にバッグも欲しかったんだよね。貴女のおかげで他の物を買う気が失せたので、プレゼントも700ユーロで済みました。もし貴女が商売上手だったら3000ユーロ超えしてたよね。
よかったよかった。


あ、そうそう、母ねえ、もうあんたのところで財布買わないって。今度からは値段3倍以上してもエルメスで買うってよ。
って、もしかしてその支払いも俺か!?


(追記)
別にどこのお店かぶちまけてもいいんだけど、そうすると母にこのブログがバレそうで、それが嫌なのよね。お母さま、iPadを使いだしてからネット検索が上手くなっちゃって、なのでブランド名を書いたらここにたどり着く。この件がはるか過去のことになったら、もうキーワード検索しないだろうから、その頃になったら再びこの件を書いてやるぜ。へへへ。
「いまあなたのところが作ったスイートルームに泊まってるのよ」と言ったらあの店員さん、どんな顔したかな。